←トヨタ・トヨエース(トミカリミテッドヴィンテージLV-41b)
画像は2007年2月発売のトミカリミテッドヴィンテージ、トヨエースです。箱絵は古い1963年モデルが描かれており、中身のミニカーはシングルヘッドランプ最終タイプの1965年モデルです。
1960年代といえば、オート3輪が全盛期から衰退期に至る期間で、その敵役はこのトヨエースを筆頭にした小型4輪トラックです。
オート3輪は年を追うごとに改良され、より豪華で快適になっていきました。当然価格も上昇して、場合によっては小型4輪トラックよりも割高なモデルも登場しました。マツダやダイハツなどは3輪4輪とも同じエンジンを搭載する状態となり、ラインナップ的にも3輪トラックとしての地位が危うくなってきました。オート3輪の販売台数が減少するにつれ撤退するところが相次ぎ、マツダとダイハツがかろうじて残りました。1964年発売の1~1.5トン積載タイプを比較すると、
オート3輪では ・ダイハツCM8(1.5トン積) 515,000円(東京店頭渡価格、以下同) ・マツダT1500(1トン積) 475,000円
小型4輪トラックでは ・ダイハツV100(1トン積) 498,000円 ・マツダD1500(1.5トン積高床) 525,000円 ・トヨエース(1.25トン積) 460,000円 ・ダットサン・キャブライトA220(1トン積) 415,000円
となっています。もうすでに3輪トラックの生き残る余地が小さくなっているのがわかりますね。これではよほど特殊な事情がない限り、オート3輪は買ってもらえません。また、1トンタイプはダットサン・トラックなどのボンネットタイプの激戦区でもあり、価格は同じように50万円前後に集中しています。
本日の追加、補充は以下のとおりです。 ●トミカ赤白箱・・・9種 ●トミカ特殊品・・・5種 ●トミカリミテッド系・・・3種(画像はこのうちの1台) ●ダイヤペット・・・1種 ●エムテック・・・1種 ●エブロ・・・2種 ●アンチモニーミニカー・・・2種 ●日本ブランドミニカー・・・1種 ●海外ブランドミニカー・・・1種 この後、国内市場では小型4輪トラックでも更に淘汰が進み、キャブオーバータイプに比べ荷台長さが短めなダットサン・トラックのようなボンネットタイプも消失。これは軽自動車の規格変更で軽トラの荷台が大きくなったのも無関係ではありません。売れ筋はいつの時代も需要のある方へ、刻一刻と移り変わっていきます。 ※このブログの商品はすでに取り扱いを終了している場合がございます。 最新情報は「絶版品ミニカーMono-Rev(モノレブ)type2011販売サイト」にてご確認ください。 絶版品ミニカーMono-Rev(モノレブ)type2011販売サイトへGO!
|